映画・演劇

劇団☆新感線『髑髏城の七人』season月(上弦の月) を当日券で鑑賞した感想 その2

劇団☆新感線『髑髏城の七人』season月(上弦の月) を当日券で鑑賞した感想 その1 からの続きです。

※ネタバレ含みます。

髑髏城の七人 season月 IHI

 

 

会場内設備について

 

観客席が360度回転するアジア初の演劇シアターということで

酔ってしまったらどうしようと若干心配していましたが、

遊園地のアトラクションのように上下左右に傾くわけではなく

水平にゆっくり静かに動くので全然大丈夫でした!

 

また座席位置によって寒くなったり暑くなったりするとのことでしたが、

私の席は前が通路となっていて風が通り、少し足元が寒く感じたので

ブランケットをお借りできて丁度よかったです。(場内で無料貸出)

 

髑髏城の七人のあらすじ

 

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討ち取られて8年が経過した時代。

天下統一を目前とした豊臣秀吉の支配がいまだ届いていない関東は、天魔王と呼ばれる仮面の男が率いる「関東髑髏党」に支配されていた。

なりゆき上、関東髑髏党に追われていた少年、霧丸を助けた捨之介は、偶然知り合った狸穴二郎衛門とともに、旧知の無界屋蘭兵衛を頼って色街「無界の里」へと向かう。

しかし、無界の里で霧丸を匿ってもらおうと思っていた矢先、里は髑髏党の襲撃を受けてしまう。天魔王と戦うことを決意する捨之介たち。

果たして捨之介や天魔王と蘭兵衛の因縁とは──?

 

観劇の感想

 

髑髏城の七人は ”いのうえ歌舞伎”という演目シリーズの一つで

7年ごとに設定や演出を変えて上演されています。

 

言われてみれば拍子木の効果音や台詞回しが歌舞伎っぽいなという印象でしたが

想像よりもずっと肩の力を抜いてテンポよく楽しく観られる演劇でした。

 

舞台セットとデジタル映像の融合も見事で、一瞬たりとも飽きるときがありません。

川には実際に水が流れ、発砲時の爆竹や火が燃え盛る演出なども迫力満点です。

 

 

私が鑑賞した『髑髏城の七人 season月 上弦の月』の主要なキャストは以下の通り。

 

捨之介:福士蒼汰

天魔王:早乙女太一

無界屋蘭兵衛:三浦翔平

兵庫:須賀健太

霧丸:平間壮一

極楽太夫:高田聖子

狸穴二郎衛門:渡辺いっけい

 

 

捨之介役の福士蒼汰さん、すらりとした立ち姿が存在感があって格好良かったです。

もともと身長が高い方ですが、主役らしく大きく見せるのが上手だなと思いました。

快活で爽やかな笑顔が光っていて素敵です。殺陣は若干スピードがゆっくりめだったような。

過去を全て三途の川に捨てて一人で生きてきたという捨之介ですが、

欲がなくフラフラしているように見えて、正義感が強く仲間想いな男の人。

捨てたくても捨てきれないものがあったように感じます。

 

初めて観たので従来の捨之介らしさというのは分かりませんが、

男らしく真っ直ぐで好感が持てるキャラクターでした。

 

 

三浦翔平さんが演じられた蘭兵衛は、予想よりはるかに優美で殺陣も見事でした。

お見かけしたのはTVドラマ『好きな人がいること』以来だったので、ギャップに驚きです。笑

しなやかで華麗な蘭兵衛、どんな形であれ最後まで生き延びて欲しかったなぁ…

捨之介と違い笑顔を見せる場面がほとんどないので、カーテンコールでは蘭兵衛とは

違った三浦さんの表情が見たかったです!

 

早乙女太一さんの天魔王は過去演じられていることもあり、さすがとしか言いようがありません。

最初は声が高めで悪役にしては少々凄みが足りないと感じていましたが、声の抑揚や表情、

立ち回りなど、見れば見るほどその恐ろしく美しいさまに虜になってしまいます。

 

兵庫役の須賀健太さん、勢いがあってすっごくいい味出してました!何回笑わされたことか。

冗談のタイミングやコミカルな所作がすごくお上手です。

 

霧丸は沙霧という少女役から今回少年役に変わったそうですが、平間壮一さんの霧丸は

とにかく元気で身のこなしが軽く、平間さんじゃなければ表現できない部分も多かったと思います。

無鉄砲で青くて可愛い霧丸と、真っ直ぐで力強い捨之介との友情にジーンときちゃいました。

 

渡辺いっけいさんが演じられた狸穴二郎衛門は、最初からすごく存在感があって

この人は何者だ!?と怪しんでいたら、なんと駿府様(徳川家康)でした。

ベテラン役者さんのお芝居は素晴らしすぎる。。

 

極楽太夫の高田聖子さんはめちゃくちゃセクシーで、到底アラフィフには見えません。

粟根まことさんの渡京は間の取り方が絶妙で、会場で一番笑いを取っていました。

 

 

『髑髏城の七人』初観劇の総括

 

ストーリーも演出も、私が見たいと期待していた以上の

新しい世界を見ることができて大満足です。

 

純粋な生声ではなくマイクを通したような声に聞こえるのは少々残念なポイントですが、

演じられている役者さんたちの息遣いが感じられるような距離で観劇できて幸せでした。

特にラストの雨の中、豊臣軍に囲まれて水に濡れながら戦う七人の光景(おとっつぁんもいたっけ?)

が美しすぎて忘れられず反芻しています。

もしまた機会があれば、別のseasonも見てみたいです!

 

 

髑髏城の七人Season月は2018年2月21日まで上演予定。

ご興味のある方は、1/20(土)午後1:00〜、BS-TBSにて Season月のナビ番組

福士蒼汰vs宮野真守が360度シアターに挑戦 髑髏城の七人最終章へ

が放送予定とのことなのでぜひご覧ください。