吉原彼岸花 久遠の契り

吉原彼岸花 久遠の契り PS Vitaをクリアした感想1 (朔夜・彰人・忍の個別感想)

吉原彼岸花 久遠の契り』(PS Vita)をプレイしました!
最近青楼オペラを読んだばかりというものあって、もっと吉原の世界を覗きたくなりました♡

Vita版はPC版よりはマイルドになっていますが、CERO D(17歳以上)なので
それでも結構オトナ向けな内容になっています。

内容紹介

一夜限りでもいい、あなたに抱かれたい。
豪華絢爛な町の裏側で欲望が渦巻く新吉原遊郭を舞台に「本当の恋」を知ってしまった最高位の花魁である主人公の切なく激しい恋を艶やかに描き上げた物語。

 

 

全体的な感想

システムは早送り、早戻し、スキップなど操作性抜群でノベルゲームとして全くストレスを感じません。
回想・結末・画廊・おまけなど必要な要素も全て揃っている印象です。

シナリオは予想より長くボリュームがありました。共通ルートも個別ルートも読み応えがあり、スキップなしで1ルートにつき3〜4時間はかかったかな?
展開的には予想がつくものが多かったですが、シナリオライター葉月エリカさんの独特の言い回しや表現が巧みで退屈に感じることはありません。

キャラの絵柄は美麗。イラストレーターのらんぷみさんは大人の魅力溢れる男の人を描くのがとても上手ですね。背景グラフィックも丁寧に描き込まれていて臨場感がありました。

ゲーム中音楽もしっとりとした世界観にマッチしていると思います。
主人公のキャラは、天女のような美貌を持ちながらも思いやりと行動力を持ち合わせていて誰もが憧れてしまうような女性です。

攻略順

朔夜 → 彰人 → 忍 → 伊勢屋1→ 時雨1 → 辰吉 → 伊勢屋2 → 時雨2

順番は深く考えずに進めましたが、結果的にはベストなおすすめ攻略順になりました!
後になればなるほど重苦しい展開が待ち受けているので、前半3人は早めに攻略しといて良かったです。

キャラ個別感想

朔夜

直感に従って進めて行った結果、一番初めに朔夜ルートに入りました。
ビジュアルでは伊勢屋さんの次に好きだったのでよしよしとそのまま続行。

結論から言うと、めっちゃ良かった〜〜!!
何ですかこの男の子、初々しくて素直で可愛すぎですっ。
基本年下キャラにあんまり興味は湧かない方なんですが
この子は全てが可愛すぎてもう震えるほど。一家に一体欲しい!(なんか違)

全キャラ中一番稼ぎの少ないだろうただの髪結い、しかも遊郭の関係者である朔夜が
花魁である凛と最終的にどう結ばれるのか興味深く、ハラハラドキドキしっぱなしでした。

朔夜が凛に教えてもらった平仮名で手紙をしたためて来るところが最萌ポイントでしたね。
シンプルな言葉ほどよく心に響くと改めて実感…
二人が関係を持ってしまい距離を取ろうとする凛に宛てた最後の手紙
「こうかいしてますか」には凛同様わたしも苦しく切ない気持ちになりました。

凛が情事の手ほどきをするあたりも今までプレイしたゲームにはない展開で新鮮でした!
(というか蝶毒以外にR18作品やったことない)
朔夜の反応もいちいち可愛すぎる…と温かい目で見守っていたら、グッドエンドで6年経って外見も中身も大人びた朔夜の成長ぶりにやられてしまいました。
相変わらず敬語で、凛を尊敬しているという態度はそのままにあのスキルだけがレベルアップしていてどこまでもツボなキャラでした。笑

しかし朔夜ルートの時雨様(楼主)はとても怖かったな。
朔夜の兄弟子に飲ませようと作った睡眠薬入りのお酒を捨てようとした瞬間の時雨様の声
そこでなにをしているんだ

に、わたしまでギクっとなってPS本体を落としそうになりました…

時雨CVの森川智之さん、三国恋戦記の孟徳でもそうでしたが凄みのある声の演技がお上手。特別な存在であるだろう凛にもあんなに残酷な折檻を加える冷徹な性格、到底受け入れ難い…ということで時雨の攻略は後回しにすると誓いました。

 

吉原彼岸花 久遠の契り 朔夜

千早(凛の源氏名)の名前を懸命に練習している姿に心つかまれました♡

神楽屋 彰人

共通ルートをやってて、傲慢不遜なコイツはないなと一番敬遠したくなるキャラでしたが
全キャラ攻略しないと伊勢屋さんのグッドエンドが見られないという情報を入手したので
嫌な奴は先に済ませとくか〜(失礼)と言う気持ちでプレイしてました。

そうしたら奇跡的に1回目でグッドエンドルートに突入。
扱いにくいキャラで迷う選択肢はいくつもあったのに、わたし男心を掴むのが上手くなってきたのかしら〜なんて(ゲーム限定)

結局彰人が、凛の姉女郎である千景の元へ通うわりに冷たくあしらってたのは、時雨に会いに来るついでの単なる暇つぶしだったんでしょうか?それに対して憤慨してた凛はいつの間に、どう折り合いをつけて彼のことを本気に好きになったのかがいまいち伝わりにくかったです。

彰人も彰人で、共通ルートではあんなにツンツンしてたのに、個別ルートに入ると凛に落ちるの早っ〜〜って感じるくらい、二人は喧嘩しながらも急速に仲を深めていったのでした。

最後の方で彰人なりの正義があり信念に従って、実は困っている人を助けているという事実が明らかになったのは良かったな。それが正しく凛に伝わったのは部下平太のグッジョブですね!

グッドエンドで神楽屋の内儀として働きながらも子を宿した凛の生活は幸せそのもので
お金持ちとの結婚は安定していてやっぱりいいなと思いました(そこ!?)

吉原彼岸花 久遠の契り 彰人

凛を喜ばせたくて、虎の根付を彰人自ら作るというエピソードにはじーんときました…

大月忍

忍さん、やっさしー!!共通ルートでの印象は明るく物腰柔らかで優しい男の人。
凛が体調悪そうなのを見抜き、座敷で膝枕してくれるところなんか好感度急上昇です。

でも忍さんのキャラになんか既視感が…。そう、剣が君の縁ですね。
だらしない格好で昼間からぶらぶらしている武士という立場、”忍”という名前から、
絶対ワケありなええとこの人や!と予想していたら見事的中。

攻略サイトを見ずに進めていたので、一番初めにたどり着いたのは恐ろしい妾エンドでした。
跡目を継いで甲斐公になった忍は妾にした凛のことは変わらず好きだけど、仕事や妻子に費やす時間が多く凛はいつも寂しい思いをしている。

この子を事故に見せかけて池へ突き落とせば、忍さんは私の方を見てくれるかも…
と罪のない忍の実子を殺そうとする、精神的に追い詰められた凛を見て背筋凍りました…
こんなことになるなら、桜華屋で働き続けてた方がマシだったんじゃ!?

気を取り直してグッドエンドにたどり着くと、涙が出てきそうなくらいじんわり心が温まる結末でした。年季明けまで勤め上げ大門をくぐった凛を、折り紙をしながら待っていた忍。約束を違えることなく、跡目は弟の鈴千代に譲って凛を”お嫁さん”にするために再会…
ああー素敵!!忍さんてチャラチャラして見えるけど、実は約束は必ず守る誠実な人だもんね!

スチルでもさほど老けてないので、一般的に遊女の年季明けってどれくらいの年齢なのかな〜と調べてみると27歳頃とのこと。なるほど〜思いっきり現代の感覚ですが、まだまだ若いお嫁さんです♡

しかし忍さん、だらしないところを見せて自分が跡取りに相応しくないよう印象操作を行う目的のため、心のどこかで母親の面影を探していたため?吉原を渡り歩いてたようなことを言ってた気がするんですが、なんで狸寝入りして頑なに遊女を抱かなかったんでしたっけ…
本気になれる娘としかしたくないってこと?事に及んだら店を変え辛くなるってこと?
忍の誠実さを表すエピソードだったのかなぁ。

 

吉原彼岸花 久遠の契り 忍

凛が年季明けまで頑張った後に結ばれたのは忍さんルートだけ。最高の再会でした!

 

クリアした感想2へ続きます。