ゲーム

【剣が君】九十九丸をクリアした感想<剣・君ルート攻略レビュー>ネタバレあり

PS Vita『剣が君』九十九丸(つづらまる)の全ルートをクリアしました!

あ〜〜、ー番初めに攻略するんじゃなかったかも… ?が正直な感想です。

 

 

わたし、基本乙女ゲームは好みのキャラとのハッピーエンドだけ見られれば十分なので

真っ先に気になるキャラとのストーリーを進めるタイプです。

なのでいつものように深く考えず、なんとなくいい子そうな九十九丸を選んだんですが、、

 

他のキャラルートでも、こんなに深く切ない恋物語が展開されるんでしょうか。

九十九丸ルートは、タイトルの意味やマレビトの真相などを含め

格別に濃い内容になっているような気がしてなりません。

乙女ゲームでこんなに涙したのは初めてってくらい、すっかり世界観に引き込まれてしまいました…

 

幸魂エンド

 

自分の直感で思うように進めて行った結果、最初に君ルートの幸魂エンドにたどり着きました!

波乱万丈だったけど、幸せに満ち溢れた結末にもう胸がいっぱいです。

 

九十九丸は前記事で予測していた「最上級の妖怪」(笑)ではなく、なんと一度死んで蘇り

半身マレビト(神)を宿していた特殊なお方でした。

第一印象から血色が悪く目に光がないのが気になっていて、前章で縁が「こいつの体冷たっ!」

って驚いたエピソードに、この子ただの人間じゃない…と勘ぐっていたらまさかの神クラス。

けれど自分の中のマレビトと戦い、最後には打ち勝って20歳という年相応の姿に戻って

香夜と一緒に料理屋を営んでいくという幸せな結末に感動しました。

(伝書を受け継ぐ話はどうなった?という気がかりは若干ありますが…)

 

常夜で香夜ちゃんが九十九丸のため薙刀をふるって懸命に戦う場面はホント手に汗握りました。

二人の想いの強さがひしひしと伝わってきて、プレイヤーの私もまばたきを忘れ行く末を見守るほど。

後日談では桜の下、花嫁行列を共にした仲間たちに見守られながら九十九丸からの

プロポーズという最高のシチュエーションで文句なしのエンディングです。

 

和魂エンド

 

君ルート、しかも「和魂」という名前だけあって、和やかな終わり方をするのかと思いきや

わたし的には全ルート中、最悪のバッドエンドでした。。

こういうヤンデレっぽい恐ろしいエンド本当に苦手なんですよね…。スチルもやたら真っ赤で怖いし。

 

常夜に行ってしまった九十九丸の後追いをした香夜が

彼と二人だけで悠久の時を過ごすというエンディング。

せっかく現世の仲間の呼びかける声が聞こえ、元に戻れるチャンスがありそうだったのに

それを遮断して(させられて)閉じた世界で九十九丸と共にいることを選んだ香夜ちゃん…

一緒にいられるだけで幸せ…そのほかに何も要らないという二人にとっては

離れて過ごすより良い方法だったのかもしれませんが。。

 

永遠に虚無の中で過ごす二人、そしてそれは本来の九十九丸とではないことを思うと

私の目にはとてつもない悲恋の物語に映ってしまいます。

 

荒魂エンド

 

「剣が君」という意味が分かるルートで、幸魂エンドの次に好きなシナリオでした。

 

御前試合で瀕死の重傷を負った九十九丸を、生き返りの水で救った香夜。

自分の中のマレビトを制御するため、霊場巡りの旅に出ることを決意した

九十九丸が彼の無銘刀に香夜の名をつけることに。

 

「……お嬢さん、頼みがあるんだ。お嬢さんの名を俺の刀に貰ってもいいか?」

「そうすれば、俺は必ずここに戻って来られる。そんな気がするんだ。

…俺を守ってくれる 剣がキミ なら。

 

九十九丸の刀が無銘だったのはそういうことだったんですかー!!

声優さんの演技も上手ですごく重みがあるセリフで、「剣が君」はきっと

九十九丸のためのタイトルなんだろうなぁと心に深く響きました。

 

その後無事修行を終え、マレビトに負けない力を身につけた九十九丸と香夜は

一年後満開の桜の下で再会を果たすというエンディング。

 

香夜が九十九丸に近づいても ”もう冷たさは感じない” という描写に

本当に身も心も強くなって帰ってきたんだと実感して嬉しくなりました。

ただ、荒魂エンドの彼の外見は15歳のままなんですね…

マレビトを宿している限りずっとそのままなのかな。

いつまでも九十九丸だけ成長が止まったまま、香夜だけ老化がすすんじゃう感じ…?笑

 

先に見た幸魂の影響なのか、大きくなった九十九丸とじゃないとハッピーエンド感が

少し薄れるように感じるものの、最終的には二人が一緒にいられて良かったです。

 

奇魂エンド

 

これは荒魂エンドとは真逆で、マレビトの力を借りて生きていくというもの。

御前試合で斬鉄の首をはね、その無残な試合内容が町の人にまで知れ渡り

冷たい目で見られるようになった九十九丸。

マレビトの力を増幅させて修行から帰ってきた九十九丸は、香夜を束縛し始めます。

九十九丸の異常さに気づいた鈴懸が、彼の目を覚まさせようと剣を交え

九十九丸の肩に傷を負わせるも致命傷とはならず、森へ逃げ込む九十九丸。

香夜ももう昔の彼ではないことを気付きながらも、心配で後を追いかけていきます。

 

そこでついに「常夜で一緒になろう」と、マレビトに支配された九十九丸に

香夜が殺されそうになりますが、わずかに人としての意識を残した九十九丸が

間一髪で剣先を自分へと向けて、九十九丸が自害することに。。

 

もう悲しすぎて、思い返すだけでも涙ぐんでしまうようなエンディングです。

その後のモノローグでも香夜が自責の念にかられていてこちらまで辛い。

ただマレビトとなった九十九丸と一緒に居続けていつしか香夜まで侵されてしまうような

和魂エンドのような状況になるよりは、奇魂の方がまだ救いがあるように感じました。

 

九十九丸ルート総評

 

九十九丸は心優しく、純粋で、前向きで、可愛くて、とにかくいい子で癒されます。

師匠をはじめ、親友や義理のご両親など温かい人々に囲まれて育まれた人格なんでしょうね。

 

剣が君 九十九丸 エンディングの笑顔

エンディングロールの笑顔は切なすぎる…!

 

御前試合で遅れても香夜を迎えに行くという約束を懸命に守ろうとするところ

入浴中の香夜に間違って声をかけてしまっただけでめちゃくちゃ照れているところ

縁結びの神社だとなかなか言い出せず一人恥ずかしそうにしてるところなど

彼のキャラクターがとても愛おしいです。

 

ただなぜ香夜のことをカタカナで「キミ」と呼ぶのかなぁと疑問が。

「剣が君」なんだから漢字の「君」の方がしっくりくる気がするのに

何か特別な意味があるんでしょうか。(こんなの考えるの私だけ?)

 

香夜ちゃんの健気で一生懸命な性格も大好きです。

肝心な時に薙刀で立ち向かえるところもすごく格好良い!

まだ選んでない選択肢での、二人の会話もじっくり見てみたいな。

 

『剣が君』は噂どおり、いやそれ以上にボリュームがあり

ストーリーが充実していてやりごたえのある作品ですね。

九十九丸以上に感銘を受けるルートはまだ残されているのか不明ですが、

音楽もイラストも何もかも素敵なので、しばらくこの世界に浸っていたいと思います♡

 

関連記事

剣が君 for V (PS Vita)を始めた感想<九十九丸のネタバレあり>