ゲーム

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ (PSP)をプレイした感想(ネタバレあり)

大昔にときメモ、昨年ファブスタイルと金色のコルダをプレイしたことがある程度の

乙女ゲーム歴ですが、今までで一番心に残るゲームに出会ってしまいました!

タイトルは『蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~』(2014年発売・PS Vita / PSP)です。

 

前回の記事にも書きましたが、最近時代物にハマっていて

戦国〜大正あたりの雰囲気を感じられるゲームを探していたところ

イラストが美しいのとレビューが高評価だったので即購入♡

 

 

「蝶の毒 華の鎖」全体の感想

 

今までプレイしたことのあるゲームの中で、一番小説を読んでる感覚に近かったです。

(どうやらノベルゲームというらしいですね)

作家さんの卓越した文章力で細かい描写がされているため、一枚の静止画から

人物の繊細な動きを鮮明に思い描くことができました。

 

ストーリーは緻密で、濃くはありますが短く、選択肢(分岐)が少ないので

主人公や相手役男性の心情を慎重に読み取って選んでいく必要があります。

最初にロックオンした真島は、全キャラエンド後じゃなければ攻略できないと知って

普段あまり頼らない攻略サイトに大変お世話になりました!

 

私の攻略順は、瑞人→斯波→秀雄→藤田→ノーマル→鏡子→真島。

エログロ系が得意じゃない私、斯波と真島の強烈なバッドエンドを見て放心状態になり

他ルートは怖くて見れずに未だフルコンプはできてません。。

 

 

斯波純一(しば じゅんいち)

 

声:茶介
蝶の毒 華の鎖  斯波

「条件がある。あんたが俺の花嫁になることだ」

成り上がりで大金持ちの貿易商。28歳。
なぜかヒロインを気に入っており財力を盾に強引に結婚しようとする。
性格は俺様で強引。型破りな性格。

***

 

基本さわやか王道キャラが好きなので、出会いからオレ様オーラ全開の斯波さんには

興味が湧かなかったのですが、百合子への純愛を知る過程でいつのまにか彼の魅力の虜に。

 

傲慢で不遜な態度なのに、百合子だけには嫌われたくない、拒否されたくないという

真摯で切実な想いとのギャップにやられてしまいます。

斯波さんの百合子への執着ぶりはストーカーの域だよなと感じつつも

おそらく一生ずっと、彼からの一途な熱い想いを受け取れる百合子は

女として幸せだろうなと思います。

 

バッドエンド【復讐】では、自分が殺されると分かっていても、それでも一緒に過ごせることが

「幸せだ 幸せだ」って…うう。。悲しすぎてもう二度と見れません。

野宮瑞人(のみや みずひと) 

 

声:平井達矢
蝶の毒 華の鎖  瑞人

「ああ、新しい夜会服を着たんだね、お前はいつも可愛いけれど、今夜は一段と愛らしい」

ヒロインの兄。22 歳。
子爵家長男で華道の家元だが、かなり浮世離れしており厭世的。
絵画を好み女遊びも盛んという道楽者だが、妹のことは花のように愛でている。

***

 

真島の次にビジュアルと声が好みで、真島がすぐ攻略できないと知って

一番初めにハッピーエンドを迎えた血の繋がってないお兄さん。

普段ふわふわして掴みどころのない瑞人兄さんが、百合子と想いを通わせることによって

だんだん前向きに、頼れる男性になってきたのが素敵でした。

ハッピーエンド最終章では日本でのしがらみを捨て去り、

二人が幸せになれる最良の方法を見つけられて良かった!

 

尾崎秀雄(おざき ひでお) 

 

声:須賀紀哉
蝶の毒 華の鎖  秀雄

「ふん……。随分と大人しいことを言うんだな、お前も所詮は、つまらぬ華族令嬢か」 

男爵家長男の陸軍少尉。24歳。
ヒロインの幼なじみだが、態度はとても冷たい。
真面目で固い性格。潔癖性。
軍人としてはとても優秀。

***

 

秀雄ルートは一番オーソドックスな青春っぽい感じでほっこりしました。

身分が近い幼馴染だからか、同級生のように軽口を叩ける雰囲気が楽しかったです。

ハッピーエンドの最終章で、二歳の我が子を預けて二人でテント泊してるのには驚愕しましたが。笑

ドロドロした展開の中でも、秀雄や秀雄の婚約者のような清廉なキャラクターが

いてくれたおかげで心癒されました。

 

藤田均(ふじた ひとし) 

 

声:チアノーゼ三太夫
蝶の毒 華の鎖  藤田

「はい。チョコレェトを溶かしてミルクを混ぜたものでございます」

野宮家執事。37歳。
イギリス人の血が入っている。
ヒロインが幼い頃から野宮家に仕えて来た。
性格は実直だが、無表情であまり感情を露にしない。

***

 

すべては真島のため、しぶしぶ攻略に乗り出した執事の藤田。(ひどい笑)

うーん、ハーフは嫌いじゃないんだけどビジュアルに魅力を感じず、

年齢も離れすぎてるしあんまり萌え要素がなかったです。

鉄面皮が崩れていった後さらけ出した女々しい素顔は、意外性があって良かったかな。

最終章で、藤田に家事を全部担ってもらい相変わらず姫様のように愛されまくる百合子。

二人で甘く平穏に暮らしているエピソードには心が和みました。

 

真島芳樹(まじま よしき) 

 

声:大石恵三
蝶の毒 華の鎖  真島

「俺は使用人ですから……姫様の脚の泥を落とすのは、俺の役割です」 

野宮家使用人。25歳。
いわゆる下働きの下男だが、百合子の初恋の相手でもある。
温和な性格で、植物を愛する大人しい青年。

***

 

真島が気にならない女子は皆無だろうというくらい、この物語の核を担っている人物です。

1回目の瑞人兄さんルートで、真島が黒幕だと判明し屋敷を燃やしたシーンには

かなり衝撃を受けてしまいました。

百合子と瑞人が本当の兄妹じゃないと知ったときの、彼の声音や表情も忘れられない。。

 

蝶の毒 華の鎖  真島

 

 

優しい庭師と闇の阿片王の顔をあわせ持つなんて一体誰が想像できるでしょうか。

百合子が真島の実の妹だったことはノーマルエンドルートで知っていたので

ハッピーエンド最終章ではどのような顛末になるのかと期待していたら、、

 

ハッピーなようでハッピーじゃない、私的にはもどかしさが残る結末でした。

真実を心に秘めたまま一緒に暮らしていくのは、彼を苦しめ続けるに違いない。

かといって打ち明けたら百合子にもつきまとうだろう背徳感…悩ましいですね。

 

バッドエンド【おかしなお姫様】で心が壊れてしまった百合子のエピソードは

思わず目を伏せたくなるくらい二人にとって残酷で苦しかったです。

 

 

まとめ

 

本作のアフターストーリーが見られるファンディスクの『幻想夜話』もやりたいくらい

世界観にのめりこんでしまったのですが、PC版の方は内容が過激だという噂なので

チキンな私は購入を躊躇しています。笑

 

重苦しいテーマではあったものの、純粋で切ない恋心にキュンとさせられることも、

人間の心理について深く考えさせられることもあった、内容の濃い作品でした。

周回しないと謎が全て解けないというミステリー要素もあるため

時間を忘れて夢中でプレイしてしまいます。

シリアスな本編と打って変わって、コミカルなおまけエピソードが

二つも収録されてるのも爽快で非常に楽しめました!

 

登場人物たちの習慣や文化、音楽や背景などから大正浪漫を十分に感じることができるのも

このゲームの魅力だと思います。当初の予想を上回る、素敵な作品に出会えて良かったです♡

 

関連記事

蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ ファンブックの感想。真島のスチルが美しい!