AMNESIA

AMNESIA(アムネシア) PSP版 をプレイした感想

蝶毒をプレイして、ミステリー要素がある恋愛AVGをやってみたいと

探して見つけた『AMNESIA(アムネシア)』PSP版をプレイしました!

 

 

AMNESIAあらすじ

記憶も人格も失くした、100%無色透明な主人公の恋愛物語。
― 名前も顔も知らない、主人公の『恋人』であるらしい『彼』との出会い。 誰を信用するべきか不明な状況で、相手に記憶喪失を悟られないよう行動する主人公。 それにより物語は複雑に絡み合っていく。 『彼』との思い出を持たない主人公は、この日から新たな恋物語を紡ぐことになる――。

 

AMNESIA 全体の感想

 

選択肢によって徐々にシナリオが分岐していくパターンが本来の私好みですが

こちらは攻略対象により始めからシナリオが4つに別れているのが新鮮でした!

 

ストーリーは長く充実しており、キャラ一人分のエンドを見るのに3時間〜はかかります。

既読スキップのスピードをもう少し早められれば時間短縮できていいな。

 

キャラクターたちの絵柄は繊細で美麗ですが、服装が独特。パンクっぽいっていうのかな?

ケントのベルトの多さやイッキの頰のスペードタトゥー(ペイント?)

いつも手袋をしている皆さんがずっと気になっていました。

水着や浴衣はフツーの現代風なのに不思議…

だけどそれが原因で物語の世界に入り込めないということはありません。

 

全体的に攻略対象キャラが早口なので、余韻を味わう暇や、心の機微を読み取れるような

間があまりなくて終始慌ただしく感じるのは少し残念です。

 

精霊のオリオンはうっかり者なところもありますが、ツッコミが的確で思わず笑っちゃいます。

イッキ初登場時の「なんだこのナルシー男」、リカの第一印象「妖怪貴婦人もどき」など

いちいちリアクションが面白い。攻略対象よりオリオンとの別れが辛く感じるほど

愛くるしくいつまでも一緒にいたいと思えるキャラでした♡

 

私のおすすめ攻略順は、刺激が少ない方から

ケント(クローバー) → イッキ (スペード)→ シン(ハート) → トーマ(ダイヤ)

です。

 

ケントで波風の少ないわりと平凡な恋愛を楽しみ、イッキでケントとの友情やFCの存在を知り

シンでキャラ全員を把握して真相に迫り、最後にトーマの本性を知るのがベストかなと思います。

 

 

ネタバレありの個別キャラ感想

 

私が実際にクリアした順は シン →トーマ → ケント → イッキ でした。

 

シンルートから始めてしまったため、トーマが怪しい人にしか見えなくなり

後々トーマを攻略するとき心理的に影響しました。。

トーマルートでは、単なるファンクラブの会員がなぜあんなに主人公に

執拗な嫌がらせをするのか、イッキルートを見るまで謎でした。

ケントとイッキはどちらのルートでも親友としてのお互いの存在が光っていて

男同士の友情エピソードに癒されました。

 

 

シン

一番最初に始めたせいなのか、シンのルートが一番面白かったです!

誰を信じていいのか疑心暗鬼になりながら、もはや恋愛そっちのけで謎解きに夢中に。

間違って犯人として親友のサワちゃんを選んじゃったときは

こんなにいい子なのにごめんと心の底から謝り倒しました。

(サワは本当はシンが好きで、主人公を亡き者にしようと企てていたと勝手に妄想)

私はコナンくんにはなれそうにない。。笑

 

シンの物の言い方はぶっきらぼうだけど、言葉の裏に優しさが隠れているので憎めないですね。

登場人物の中で一番まとも、頼り甲斐がある男の子だと感じました。

いつも冷静に正論突きつけてきて精神的に大人びているのに、年下っていうギャップもまた良い〜。

反面、一緒にいたら、主人公はしっかりしなきゃって気を張って疲れちゃいそうな気がするので

FDではたくさん甘やかしてくれたりするのかしら…♡

 

主人公を大切に想う気持ちと、幼馴染との友情の間で揺れ動く気持ちも

丁寧に描かれていて切なくなりました。殴り合いするシーンは胸熱です。

 

そうそう、山荘合宿中に「一人で飲み物を取りに行く」を選択した時に出会ったウキョウさんの突然

目を見開いたクワっとした表情に、し、死ぬ。。助けて。。と怯えトラウマになってしまい、

この人に恋愛感情を持つことは一生ないだろうと、ウキョウルートだけはまだやってません。

どうやらこの世界の重要な秘密が隠されているらしいですが…

 

 

トーマ

トーマルートでは、混乱と鬱屈の日々を過ごしていた主人公。。

学校もバイトも行かずひたすら家に監禁されてはっきり言って面白くない。

終盤、犬用ケージに入れられたあたりから生理的に受けつけなくなり

キモいからストーリー早く終われと、無意味だと分かっていてもボタン連打しました。

巷でいうヤンデレってやつなのですね。。しょっぱい初体験でした。。

最初は思慮深く見えるだけで気にならなかった、口に手を当てている立ち絵も

中盤から何か良からぬことを考えているようにしか見えなくて不安でした!

 

いくら主人公を守るためといえどケージに入れて監禁なんて常軌を逸してるし

何をどう考えてもそんな人とハッピーエンドなんて違和感があります(たとえ二次元でも…)

他ルートで出てきたような慈愛に満ちたお兄ちゃんキャラは大好きだったのになぁ。

私にM気質はこれっぽっちもないと再確認させてくれたキャラでした。笑

 

 

ケント

この四人の中ではわりと普通の、初々しくも落ち着いた恋愛模様だったのではないかと思います。

一番年上の大学院生なのに、まるで中学生のような振る舞いでツッコミたくなるところが

多々ありましたが、恋愛に不慣れで不器用な可愛らしい男の人ということですね。

しかし小学生向けの算数の問題は、けっこう難しく感じましたよ。。笑

 

オチのインパクトは若干弱い気がしましたが、主人公が唯一(?)「記憶を取り戻したくない」と

願うシナリオなので、思い出したら二人の関係はどうなるんだろうという緊張感が楽しかったです。

二人で一緒に留学するハッピーエンドは、わたしにとって理想的でほっこりと心が温まりました。

 

 

イッキ

イッキルートのワカさんの鬼軍曹ぶりにかなり笑いました。別ルートではオネエなのに…!

スタッフに「貴様」っていう、こんな店長がいたらわたし速攻バイト辞めてるな〜笑

 

イッキはただの軟派なオトコかと思っていましたが、色々事情があったんですね。

人に心から愛されることに自信がなかったり、誰よりも人を気遣うことができる優しく繊細な

内面が見えたりしてくるうちに好感度がぐんぐんアップ。

 

酔っ払って本音を言うところ、仮面を被ってお見舞いにくるところ、

花火を見ながら気持ちを素直に伝えてくれるところは純粋で可愛らしかった♡

 

たくさん甘い言葉を発してくれるキャラなので、彼の深い愛に満たされ、

四人の中では一番お姫様気分を味わえる展開で楽しかったです。(最初は胡散臭かったけど)

 

甘いけど、うんざりするほど甘くはないちょうど良い加減だと感じるのは

声優さん(谷山紀章さん)の演技が上手だというのも理由の一つですね。

 

謎解きのハラハラ感は少なかったイッキルートですが、記憶を全部取り戻して

同棲へと進むグッドエンドは、二人のこれからの明るい未来が想像できて

幸せな気分で終えることができました! リカさん、さすがにもう諦めたよね〜?

 

まとめ

 

まだバッドエンドを全部回収しておらず、ジョーカー(ウキョウ)の世界もやろうかどうか

迷っている段階ですが、総評としてはかなり楽しめました!!

主人公が記憶喪失という興味深い設定だったので、できることなら今度はパラレルワールドではなく

五人同時に彼氏を名乗ってきて、選択肢によりシナリオが変わるバージョンでも遊んでみたいです。

 

ちなみに、キャラ好感度は シン>イッキ>ケント>トーマ>ウキョウ(未プレイ)でした。

誰か特定の一人に萌えるというのはなかったけど、シンルートは面白かったからもう一度やりたいな。

 

乙女ゲームって、親密度を上げたらちやほやされておしまい〜という印象だったけど

アムネシアや蝶毒のようなシナリオが作り込まれているゲームをプレイしているうちに

乙女ゲームに対する認識がだんだん変わってきました。

 

サスペンス要素にハラハラドキドキしたり、まったく別の世界観に魅せられたり、

色々な楽しみ方ができるのだなぁと実感。

かなりハマってきちゃったので、時間がいくらあっても足りない状況です!