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明治メランコリア 1〜11巻 の感想 ネタバレあり【おすすめ漫画レビュー】

明治緋色綺譚』の続編『明治メランコリア』(リカチ・BE LOVEコミックス)

の1〜11巻をまとめ読みしました!

少女から女性へと成長した鈴と津軽の恋物語が描かれています。

 

内容紹介

時は明治、遊郭で禿として働いていた少女・鈴は、呉服屋の息子・津軽に身請けされ、
少女は成長し青年に恋をする。

仏蘭西でひなと愛染の謀略を阻止してから2年。実の祖父・秋山篤治郎が
婿取りを強要してきたため、鈴は平賀と仮初めの婚約を結ぶが、
決起集会に巻き込まれ頭を強打。記憶を失くしてしまう。

秋山家の権力を狙い、鈴を手に入れようとする愛染だったが、
津軽と春時に追い詰められて逃亡を図り、崖下に転落。そのまま行方不明となる。

それぞれの目的のため手を組んだひなと春時を追い、
鈴は津軽とともに北の地へ向かう。ひなと対峙し、鈴は全ての
記憶を取り戻すが、突如現れた愛染の凶行に、鈴をかばったひなが落命。
ひなの死は、鈴、津軽、春時に大きな爪痕を残した。

鈴と家族でいることを選んだ春時に背中を押され、
鈴はひなの死にふさぎこむ津軽のもとへ。
自らの髪を代償に津軽の心を現実に引き戻し、傷つく彼を抱きしめるがー?

 

明治メランコリア 1〜11巻 の感想

 

明治メランコリアは明治緋色綺譚と違って、鈴の才女ぶりが発揮された謎解きのような

面白さは少ないものの、鈴と津軽の距離が近づくたびにキュンとしました♡

(津軽が鈴を残して単身フランスへ渡ったときはかなり腹立ちましたが。笑)

飄々としていた津軽のキャラが崩壊していたのも印象的で面白かったです。

 

相変わらず愛染のような強欲で怖いキャラも出てきますが、鈴の相手役として登場した

軍人の平賀さんは清廉で素敵な方だったので、もっと活躍して欲しかったです。

ひなさんも、あんな不運(暴行)がなければ、今頃津軽と寄り添って生きていたのかな。

少なくとも命を落とすような出来事に巻き込まれずに済んだのに…と可哀想でした。

 

いつもは津軽派ですが、鈴が記憶喪失になって春時兄さんにチャンスが巡ってきたときは

思わず応援してしまいました!

津軽のお母さんが、鈴に忘れられた津軽のことを「ざまぁ津軽」と言って

大笑いしていた気持ちがちょっと分かる…笑 きっと人生で初めて味わった挫折に違いない。

 

春時兄さんは一瞬でも男として鈴に好かれて甘く幸せなときを過ごせたかな。

でもやはり自分が自分を許せないという後ろめたい気持ちが捨てきれず、

鈴に真っ直ぐ向かったままではいることができませんでしたね。。

 

鈴は長年の片想いが実って良かったなぁ。ラストの花嫁姿(白無垢)のシーン、

綺麗すぎて鳥肌が立つほどでした。

二人の子どもに恵まれ、家族となった幸せそうな鈴と津軽を見られて大満足です。

年の差があってもなくても、二人は固い絆で結ばれた運命だったのかなと思います。

春時兄さんにも河内姉妹の存在があって、少しだけ救われたような気分です!

 

リカチ先生はさりげなく伏線を張って回収するのが巧いですね。

現在連載中の『昭和ファンファーレ(1) (BE LOVE KC) [ リカチ ]』を読みましたが、

ストーリーが面白くて続きが気になっています。

 

長きに渡る明治シリーズの連載お疲れ様でした。

素敵な作品をありがとうございました♡